【CoreWeave(コアウィーヴ)にモテ期到来?】Metaから巨額受注で株価急騰!OpenAI、NVIDIA、Microsoftとも相次ぎ巨額契約をGET

みなさんこんにちは。最近、AIインフラ市場でその名を知らないものがいないほど急成長を遂げている企業、「CoreWeave(コアウィーヴ)」について、その驚異的な躍進の背景と、投資を考える上で見逃せないリスク要因を掘り下げてご紹介します。

まるでAI時代の寵児のように巨大契約を次々と獲得しているCoreWeaveは、まさに今、市場の話題を独占している銘柄と言えるでしょう。

AI特化型クラウドの旗手「CoreWeave」とは?

CoreWeaveは自らを「AIハイパーㇲケーラー」と称し、大規模言語モデル(LLM)をはじめとする、膨大な計算能力を必要とするAI開発に特化したクラウドサービスを提供しています。これは、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureといった総合クラウドとは一線を画し、例えるなら「総合デパートに対する超高級ブランドの専門店」のような存在です。

彼らの最大の強みは、NVIDIA製の最新かつ高性能なGPUを、誰よりも早く、そして最も効率的に利用できる環境を構築している点にあります。AIモデルのトレーニングや推論といった、特定の重い負荷に最適化されたサービスを提供することで、AI開発の最前線を走る企業にとって不可欠な存在となっています。

ユニークな誕生秘話と驚異的な「モテ期」

CoreWeaveは、2017年に暗号資産(仮想通貨)のイーサリアムマイニング企業として設立されたというユニークな経緯を持ちます。しかし、2018年の仮想通貨の冬を機に、マイニングに使っていた高性能GPU資産をAI・高性能コンピューティング(HPC)向けのクラウドサービスへ活用するという、見事なピボット(方向転換)を成功させました。このリソースの有効活用が、現在の成功の礎となっています。

その後の勢いは凄まじく、AI開発の最重要プレイヤーとの間で、天文学的な規模の契約を相次いで締結しています。まさに「モテ期到来」とも言えるでしょう。

  1. Meta Platformsとの巨額契約:
    2025年9月には、Meta Platforms(メタ)と最大142億ドル(約2兆円)規模に達するAIクラウドインフラの供給契約を締結したと発表しました。これは、メタが次世代AIモデル「Llama」シリーズなどの開発基盤として、CoreWeaveが提供するNVIDIAの最新世代AIサーバー(GB300システムなど)へのアクセスを確保することを意味します。
  2. OpenAIとの契約拡大:
    さらにその数日前には、OpenAIとの契約も最大65億ドル拡大すると発表し、OpenAIとの契約総額はおよそ224億ドルという途方もない規模に達しています。これは、GPT-5やその先のモデル開発に向け、OpenAIがいかにCoreWeaveの計算リソースへの依存度を高めているかを示す証左です。

その他にも、巨大テック企業のMicrosoft、日本のトヨタ自動車など、AI開発の最前線を走る企業が顧客リストに名を連ねています。

競争力の源泉:NVIDIAとの蜜月関係

CoreWeaveの競争優位性の根幹には、AIチップの絶対的王者であるNVIDIAとの極めて密接な関係があります。NVIDIAは単なるGPUサプライヤーではなく、CoreWeaveの重要な投資家でもあります。さらに、NVIDIAはCoreWeaveが他の顧客に販売しきれなかった未使用のクラウドコンピューティング能力を、最大63億ドル分購入するという長期契約(2032年まで)を結んでいます。これは、CoreWeaveの在庫リスクをNVIDIAが引き受けるという、非常に有利な戦略的パートナーシップです。

この関係性があるからこそ、CoreWeaveはNVIDIAの最新AIチップを市場の誰よりも早く導入し、顧客に提供できる立場にあります。AI開発競争で勝つために不可欠な最新・最強の計算ツールを他社に先駆けて提供できる点が、CoreWeaveの勢いを支える最大の要因です。

投資判断に必要な「光と影」

CoreWeaveの勢いは目覚ましいもので、2025年3月の新規株式公開(IPO)時の株価はその後急騰し、わずか半年ほどで3倍以上を記録しました。2025年第2四半期の売上高は前年同期比207%増の12.1億ドルと、爆発的な成長を遂げています。また、将来の売上として見込める受注残高も301億ドルに上ります。

しかし、投資を考える上では、その「光」に隠された「影」、すなわちリスク要因にも目を向ける必要があります。

  1. 財務的な課題と高い負債:
    CoreWeaveは急成長を支えるための莫大な設備投資を行っている結果、純利益ベースではまだ赤字が続いており、多額の負債を抱えています。自己資本に対する負債の割合を示す負債資本倍率(D/Eレシオ)は約2.79と高く、流動性比率も低い水準にあります。これは成長フェーズ特有の状況とも言えますが、金利が高い環境下では注意深く見ていくべきリスクです。
  2. インサイダーによる株式売却:
    直近の四半期で、経営陣や初期の投資家といった内部関係者による合計22億ドル以上の株式売却が目立っている点も懸念材料です。これは単純な利益確定の動きと解釈できる一方で、会社の将来性に対する内部の見方を反映している可能性もあり、市場心理にはネガティブな影響を与えかねません。
  3. NVIDIAとの関係性への構造的な懸念:
    一部のアナリストからは、NVIDIAがCoreWeaveに出資し、CoreWeaveがその資金でNVIDIA製GPUを購入するという構造が、かつてのITバブル期に見られたような「ベンダーファイナンス」や「循環取引」に近いのではないかという疑念も指摘されています。これは、売上が人為的に膨らんでいるリスクや、実態に基づかない投資の過熱を示唆する可能性があり、慎重な見方も存在します。

もちろん、現在のAI革命が本物であるという見方が依然として主流ですが、あなたがCoreWeaveへの投資を検討する際には、こうした急成長企業特有の財務リスクや、構造的な懸念についてもしっかりと理解しておくことが重要になります。

CoreWeaveの快進撃は、AIという巨大な波の最前線で起きているダイナミズムを象徴しています。この成長が持続可能なものなのか、それとも熱狂が産んだ一時的な現象なのか、冷静に光と影を見極める必要があるでしょう。


「米国株投資の耳よりな話」をお好きなプラットフォームで