【Gemini3に投資の相談してみた】「もしAIバブルが崩壊したら…?」AIが教えてくれたおすすめセクターと「具体的な3銘柄」

米国株投資家の皆さん、こんにちは。今回は、最新のAI「Gemini 3」に、あえて意地悪な質問をぶつけてみたという、非常に興味深い内容をお届けします。

今回「Gemini3」に質問してみたテーマは、ずばり「もしAIバブルが崩壊したら、どうする?」です。

今や市場を席巻しているAIブームですが、歴史を振り返れば、どのようなブームにも必ず「調整局面」は訪れます。もしその時が来たら、私たちの資産をどう守り、どう増やせばいいのか。Googleの最新AIである「Gemini 3」に、この難題を相談してみたところ、驚くほど論理的で具体的な回答が返ってきたそうです。

AIによる冷徹かつ鋭い分析を、順を追って見ていきましょう。

第1章:バブル崩壊時に狙うべき「3つのセクター」

まず、Gemini 3に対し、「もし現在のAIバブルが弾けた場合、どのセクターが狙い目か」という質問を投げかけました。

これに対するAIの回答は、市場心理の変化と「セクターローテーション」に基づいた非常に王道的なものでした。バブル崩壊のシナリオでは、投資家の資金は「将来の夢(グロース株)」から「現実の資産・収益(バリュー株)」や「守りの堅い株(ディフェンシブ株)」へと移動します。

その上で、AIが具体的に挙げた有望セクターは以下の3つです。

1. 公益事業セクター(Utilities)

電力、ガス、水道といった社会インフラを担う企業群です。

AIの視点で特に面白いのが、「たとえAIブームが終わっても、世界中に建設されたデータセンターを動かすための電力需要はなくならない」という指摘です。一度作ったデータセンターの電源をすぐに落とすことはできません。つまり、ブームの恩恵を受けつつも、不況に強いという特性があります。

2. 生活必需品セクター(Consumer Staples)

コカ・コーラやP&Gに代表される、食品や日用品メーカーです。

景気が悪くなっても、人々は食事をし、歯を磨きます。AIはこれを「不況下で最も再現性の高い需要を持つセクター」と評価しました。どんな市場環境でも安定した業績が見込める、まさにディフェンシブの代表格です。

3. ヘルスケアセクター(Healthcare)

製薬会社や医療機器メーカーです。

病気の治療や高齢化への対応は、市場のセンチメント(心理)とは無関係に進む「現実」です。そのため、景気動向に左右されない安定した需要が存在します。

第2章:今、仕込むなら「ヘルスケア」一択である理由

ここからがハイライトとも言える部分です。

「じゃあ、その3つの中で、今このタイミングで仕込むならどれがベスト?」という追加質問に対して、Gemini 3が出した答えは「ヘルスケアセクター」でした。

なぜ、他の2つではなかったのでしょうか。そのロジックには、思わず唸らされます。

まず、公益事業セクターについて。

AIは「純粋なディフェンシブとは言えなくなっている」と指摘しました。実はここ数年、電力株は「データセンターへの電力供給」という文脈で買われており、実質的に「AI関連株」のような値動きをしているのです。もしAIバブルが弾ければ、電力株も連れ安で大きく下落するリスクがあります。つまり、避難所としては機能しない可能性があるのです。

次に、生活必需品セクターについて。

こちらは守備力こそ満点ですが、「成長性」に欠けます。もし「AIバブルが弾ける」という予測が外れ、ブームがさらに続いた場合、市場全体の上昇から取り残されてしまう「機会損失」のリスクがあります。

それに対し、ヘルスケアセクターは「攻守のバランス」が完璧だとAIは結論付けました。

ヘルスケアには、「肥満症治療薬」のような画期的な新薬開発や、世界的な高齢化といった、AIブームとは無関係な独自の成長ドライバーがあります。

つまり、「ブームが続けば独自の成長で市場についていける」「バブルが弾ければ本来のディフェンシブ性で下落に耐えられる」というわけです。

さらに、現在は資金がハイテク株に集中しているため、優良な製薬会社の株価が相対的に割安(バリュエーションが低い)に放置されている点も、今仕込むべき理由として挙げられました。

第3章:AIが選んだ「鉄壁の3銘柄」

では、「ヘルスケアセクター」の中で、具体的にどの銘柄を買えばいいのでしょうか。

Gemini 3は、「バブル崩壊のような不測の事態でも安心して持てる」という観点から、財務が鉄壁で配当も手厚い、以下の3銘柄を選出しました。

1. ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)

AIいわく「世界最強の守りの王様」。

医薬品だけでなく、バンドエイドのような消費者向け製品や医療機器も手がけており、事業が高度に分散されています。特筆すべきは、60年以上も増配を続けていること、そして米国債よりも信用力が高いとされる「AAA(トリプルエー)」の格付けを持っていることです。倒産リスクが実質ゼロに等しい、究極の安全資産です。

2. アッヴィ(ABBV)

「高配当と成長を両立する実力派」。

世界で最も売れた薬「ヒュミラ」の特許切れ(パテントクリフ)という危機を、新しい免疫疾患治療薬などで見事に乗り越えつつあります。その経営手腕と、高い配当利回りが魅力です。インカムゲイン(配当収入)を重視する投資家にとっても心強い存在です。

3. メルク(MRK)

「良薬の覇者」。

世界で最も売れているがん治療薬「キートルーダ」という、年間数兆円を稼ぎ出す超大型製品を持っています。この潤沢なキャッシュフローを元手に、次の成長のための研究開発や買収を行うという、持続的な成長サイクルが確立されています。

第4章:あえて「除外」した銘柄の理由

最後に、非常に示唆に富むエピソードを紹介します。

ヘルスケアセクターといえば、今最も話題なのは肥満症治療薬で絶好調の「イーライ・リリー(LLY)」ですが、AIはこの銘柄をあえて推奨リストから外しました。

その理由は、「株価が上がりすぎているから」です。

イーライ・リリーは期待先行で買われすぎており、その値動きはもはやAI株と変わりません。もし市場がリスクオフ(回避)に傾けば、他の銘柄以上に大きく暴落する可能性が高いと判断されたのです。

「ブームの熱狂に巻き込まれている銘柄は、避難先としては不適格である」という、AIのリスク管理能力の高さがうかがえます。

まとめ:AIを「投資の壁打ち相手」にする

今回の検証で明らかになったのは、最新AIが単なるデータ検索マシンではなく、高度な戦略的思考を持った「投資のアナリスト」として機能し始めているという事実です。

自分一人で考えていると、どうしても好きな銘柄や偏った見方に固執してしまいがちです。そんな時、AIに「もしこうなったら?」と問いかけることで、自分では気づかなかったリスクや、客観的な視点を得ることができます。

24時間365日、文句も言わずに相談に乗ってくれる優秀なパートナーとして、AIを活用していく。これからの投資家には、そんなスタイルが求められているのかもしれません。

もちろん、最終的な投資判断は自己責任ですが、今回のGemini 3の分析は、ポートフォリオを見直す上で非常に参考になる視点だったのではないでしょうか。


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